「キャッシング」と言えば…「キャッシング」という言葉の色々な意味

みなさんは「キャッシング」と言えばどのようなものを思い浮かべるでしょうか。今現在世間で「キャッシング」と言えば大きく二つの意味があります。どのような場面で利用されるかによって内容は変わってきますが、一つは金融での「キャッシング」です。

これは現在では「お金を借りること」に近い意味で使われています。もともとはキャッシュディスペンサーなどから「お金を引き出す」ことでしたが、この引き出すことから転じて「借りるためにお金を引き出す」こととして使われています。貸金業や銀行などの金融業者でいう「キャッシング」は「キャッシング商品」を指すことが多く、個人ユーザーにお金を貸す商品の一つと考えることができるでしょう。

ITの業界ではこの「キャッシング」は全く違った意味を持ちます。利用頻度の高いPCのデータを、より高速に取り出すことができるように通常保存されている場所とは違うところに保存しておくことを「キャッシング」というのです。例えばインターネットでwebページを表示するのに、毎回そのサイトからデータを受け取るのは時間がかかる場合もあります。そこで、そのWebページのデータをPC内に保存する、これを「キャッシュをPCに保存する」といいます。同様にハードディスクに保存されているデータを一時的にアクセスの早いメモリに保存することも「キャッシング」と呼ばれます。

これらは「お金」を意味する「cash」と「隠し場所」を意味する「cache」の違いです。上記の意味ですと前者が「cash」後者が「chche」であることは説明するまでもないでしょう。

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